大好きなウォン・カーウァイ監督の映画が、4Kレストアで上映とのことで、
慌ててチケットを購入し、観に行ってきました。
タイトル、“欲望の翼”。
初期の作品(1990)ですが、
今回観るのは初めて。
僕が最初に観たウォン・カーウァイ監督作と言えば、
マイ・ブルーベリー・ナイツ。
その後、
恋する惑星、天使の涙、花様年華と続き、
2046、愛の神エロス…等をやっと昨年観たところです。
とりあえず、年代はバラバラで。
未だ、“ブエノスアイレス”、“今すぐ抱きしめたい”等のヒット作を観ることができていません。
今回観た欲望の翼は、
登場人物が、後の花様年華、2046へとつながっていくため、
いわゆる(3部作)形式となっており、
早いとこ観てみたいな、と思っていた作品の1つだったのでした。
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ウォン・カーウァイ監督作品で印象的なところ言えば、
やっぱり雨。
湿度。
60年代風に作り込まれた素晴らしいセット。
年代物の衣装。
ポマードで撫でつけた髪の毛。
タバコ。
そして、抜群にセンスの良い音楽たち…。
もうそれだけで、超絶うっとり…なワケです。
今回観た欲望の翼も、
とびきりにメロウな、
そしてとびきりに美しい作品でした。
この作品から花様年華へとつながるということで、
この熱が冷めないうちに、
またDVDを引っ張り出して観なきゃーなー!って思っているところでございます。
土砂降りの雨の音が印象的だった本作。
映画を観終わった後の外の天気も、
とびきりの土砂降りだったのでした。
(これは“とびきり”とは言わない…笑)