以前から読んでみたかった本を読みました。

僕は理容師ではなく美容師ですが、
お客様のヘアスタイルを美しく整える…ということを生業としている立場としては全く同じ。
きっと、この本を読むことで、毎日のサロンワークに活かせるような何か新しいものを感じ取ることが出来るんじゃないか。
そして、
(感動)とか、(心温まる)とか、(胸が熱くなる)とか。
読み終えたあと、きっとそんな気持ちで満たされるんだろうな、と。
安易にそんな期待を抱き、この本を購入しました。
が、実際のところは、
そんな生優しい言葉で片付けられるような内容では全くなくて、
聴覚障害をもつ人々の苦難の歴史がギュッと詰まったような、
同じこの世界に、こんなにも苦しい生き方を強いられてきた人たちがいたんだ…という、重く悲しい物語で。
本当にショックでした。
だけど、そのような状況のなかでも懸命に生きてきた人たちがいて、
そして今も、同じ苦しみを抱える人たちがたくさん存在するという、
そんな人々の生きる世界を知る一つのきっかけとなったのは、とても大きいことだったと思っています。
お店の待ち合いのところに置いておきますので、もし興味のある方いらっしゃいましたらお貸しいたします。
お声がけくださいませ。